ビジネスで気をつけるべき日本人とインド人の違い
世界で名だたるIT企業であるGoogleやMicrosoftのCEOはインド人です。グーグルCEOのサンダー・ピチャイ氏やマイクロソフトのCEOサティア・ナデラ氏、な以前もトピックにしましたが、たくさんのインド人CEOが世界中で活躍しています。
彼らの仕事に対する価値観と日本人とはどのような違いがあるのでしょうか。
目次
個人主義のインド人社会
インド人対象にアンケートを行った結果、インド人の仕事のスタンスとして、仕事で最も大事なことは「高い賃金・充実した福利厚生」が全体の過半数を占め、58.8%でした。
同質問に対して日本人は39.0%です。
自分の能力を発揮し、自己成長し、成功したいと思っているインド人はたくさんいます。こう言った自分主義の考えが個々を切磋琢磨させ、インド経済全体が急成長しているのかもしれません。
日本ではチームプレーだったり、個よりも体を重んじる考えの方が少なくないですが、インドでは、まさに逆で会社のために働くというよりも自分の成長、能力向上、キャリアアップつまり個人プレーを中心にしていますので、日本ではあまり聞き馴染みのないジョブホッパー(転職)という言葉があります。
目標として、自分のスキルアップ・キャリアアップを通して給与を上げたいと考えるインド人は多いと思います。
仕事における価値観は至って個人主義的だと言われていますがそのイメージは決してネガティブではなく、インド人が海外で仕事ができる一つの要因として、周囲との調和を図りながら仕事を進めることができ、インドでは個人能力を最大限に発揮することが何よりも大切だと考える人も多くいます。
第二のシリコンバレー「インド」
企業家の数は、世界で1位のアメリカに続き、インドが第2位だというデータが出ています。ちなみに日本は44位です。
世界を見渡せば子どもの労働を削減する傾向がありますが、インドでは子どもの頃から学校が終わると親の会社を手伝う子供が多く見受けられます。
幼少期の頃にビジネスについて体験している子供としていない子供とでは大人になった時の考え方の違いは確実に出てくるものでしょう。
幼少期の頃から自立した起業家精神が環境とともに勝手に身についているのでしょう。お金をどのように稼ぐのか、どのようにすれば対価を支払われるのか、インドという環境だからこそ起業家精神の子供たちが育ち、
必然的に第2のシリコンバレーと呼ばれているのでしょう。
会社に属してスキル、経験をある程度積んだのちに同業種の別会社を立ち上げてるなどというのはインドでは頻繁に起きています。
起業精神旺盛な価値観の人が多いので何事に対してもやってみないとわからない、失敗を恐れない人たちがたくさんいます。「できる?」と聞かれて「できる!」と答える人が多いように、チャレンジすることを大きい一歩だとあまり思っていません。あまりにも日常過ぎて我々の「いただきます」と発する感覚レベルでチャレンジする人もいるかもしれません。そういった精神が世界でも注目されるIT大国へとインドの地位を向上させたのではないでしょうか?
また、そのような精神のインド人があなたの企業に入った時には日本人の考えとは全く違うアイデアが生まれあなたの企業の成長スピードを上げてくれるのはいうまでもありませんよね。
楽観主義のインド人
インドはここ数年急速な経済成長を継続していることはお伝えしたとおりですが、IT産業を中心に数多くのスタートアップが誕生しています。インド人は個人主義で、常に上段階を目指す傾向があるものの、楽観的な一面もあります。
例えば仕事において「できる!」といったものの、どうやったらうまくいくのかをメインに考えるといったことです。日本では、プロジェクトを進めるにあたり、想定リスクや失敗した時にはどうフォローするかなどを考えますが、インド人はあまり想定リスクを気にしません。成功すれば次の手を、失敗すれば打開策を、常に起きたことを元手に挽回行動に移ります。余裕をもったスケジュールではなく、スピード感あるスケジュールで進めることもあるようです。その場に応じて臨機応変に動くので、PDCAで動いているというイメージだと言えば分かりやすいのではないでしょうか。
楽観的であることはインド人の強みといえます。できる!と積極的になり、悲観的にならずに常に前向きな点はお尻が重くなりがちな日本人も真似すべき点かもしれません。
まとめ
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