【第2回】できるコンサルの6つの秘密とは<応用編>
こんにちは!
WooGWay株式会社代表の関口です。
これまで数多くのコンサルと対談してきた私が「できるコンサルの秘密」を2回に分けてお話しします。
この2回目は、前回お伝えした6つの秘密スキルの使い方を深堀します。
1 傾聴力ヒアリング力が高い方
2 パワーバランスを把握する力
3 段取り、根回し力
4 敵をつくらない力
5 資料作成能力
6 ドライブ力、ファシリテーション力
<できるコンサルの6つの秘密<応用編>
① 傾聴力/ヒアリング力
できるコンサルは、傾聴力/ヒアリング力が高いのが特徴です。
ヒアリング力は「網羅性」と「深掘り」の2軸で考えることができていることが重要だと私は考えています。
「網羅」した捜索網が多岐に渡り課題を発見し、その課題を見て見ぬフリせず恐れず深ぼっていくことが高い傾聴力です。。
この「ヒアリングの網羅性」を確かめるためにどういったテクニックが必要だと思いますか?
・一方的に話さない。
・相槌をしっかり行う。
・決めつけで終わらせない。
・話すペースをあわせる。
・どんな課題があるのか把握しておく。
しっかり物事を把握した上で、「傾聴/ヒアリング」を行うことで「網羅的」にヒアリングし課題を発見することことができるのです。
② パワーバランス把握能力
私はよくお金と予算への影響力の2軸で考えます。
プロジェクトに対する姿勢はどうか。(反対的、中立的、積極的なのか。)
特にケアするのは、予算関係の人ですが、プロジェクトに対して反対的な人はどうして巻き込んでいくか考えて提案を行います。
予算が小さく、後ろ向きな人は時間がもったいないので放置したりして、そこにあえて時間を費やさないことで、しっかりと仕事を回すことができます。
③ 段取り、根回し力
特に、提案にネガティブな方をどう巻き込んでいくかが重要になってきます。
具体的には
・反対意見を持つ本人でなく周囲の方にヒアリングを行う
(真因を把握し対策を打ち説得)
・上司を巻き込み、上司から説得してもらう根回し
(飲みニケーション、コミュニケーションスキル)
・関係構築
が挙げられます。
反対勢力をプロジェクトから排除するという手段を取ってしまうと、
失敗したとき自分の立場を危うくするので気をつけましょう。
④ 敵をつくらない力
できるITコンサル、PM、PMOは、荒波や反対勢力があってもとことん理論で論破して自分が持ってきたいところに強引に持っていくというイメージがありませんか。
実はできるコンサル、PM、PMOは、良好な関係を作り、
仲間に入れて巻き込んで敵を作らないで進めることができる方です。
プロジェクトを遂行する上で、どうしてもプロジェクトメンバーに無理な要求や依頼していくことが多々あります。
なるべく敵を作らずにプロジェクトメンバーと良好な関係を築くことが重要になってくるのです。
⑤ 資料作成能力
仕事ができるコンサル、PMOはパワーポイントを作らず、まずは裏紙に全体のストーリー構成を作ります。
構成を練ってからパワーポイントを作り始めるのです。
次に、誰に対する資料なのかを意識して作成します。
最後に、資料の一番上のところにリード文、メッセージラインを入れ言霊で、
何を一番伝えたいのかを凝縮して書きます。
資料は凝りすぎる必要はありません。無駄な装飾も不要です。一目瞭然できる文章が良いでしょう。
多色も不要です、ポイントで色を変え、残りは白黒で標準化する方がきれいにまとまって見えますよ。
⑥ ドライブ力(ファシリテーション力)
例えば、打ち合わせの中でいろいろな関係のステークホルダーがいます。
経理、調達、パートナー会社の方など、なかなか一つのベクトルに向かわないことも多いでしょう。
できるコンサルはこの状況でもしっかりファシリテーションを行うスキルを持っています。
打ち合わせがまとまらず発散してしまった場合、あなたはどうしますか。
私だったら、こうやります。
例として参考にしてください。
①打ち合わせで1番のキーマンを見つける
→キーマンがどうしたいのか、定めて、その方の方向に合うような形でリードしていく。
②キーマン、責任者と個別に事前調整し、決定事項をおろしてもらうように議論を進めるようにしておく
→打ち合わせではこう決まりましたと説明する
③根回しをしても発散したり、納得してもらえない時は、打ち合わせの中で課題、アクションを網羅的に出し、アクションアイテムTo doを打ち合わせのゴールにします。
→打ち合わせ後、各自に周知し、個別にフォローしゴールに向かわせます。
これが私が出あってきたできるITコンサル、PM、PMOの持つ秘密スキルです。これからITコンサル、PM、PMOを目指す方がこのスキルを理解し目標を持って前進する手助けになればと思います。