こんにちは！代表の関口です！

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インドにITエンジニアが多いことは、少しずつですが認知されているように感じています。
今回はIT人材を大量排出しているインドの世界最大級の工科大学、Indian Institutes of Technology（IIT）大学についてお話しします！
日本でも大人気になったボリウッド映画「きっと、うまくいく（３Idiots）」もIIT大学を舞台にした映画です。 そんな超有名だけど、よく知らないインドIIT大学をご紹介します。

IIT大学の開学の歴史
インド工科大学、通称IITは世界で一番ITエンジニアを輩出している大学です。

インドは第二次世界大戦後にイギリスから独立して以降、経済的発展を模索して、高度な教育が普及しました。 当時のインドや各国の課題は、製造業を中心とした機械工学のエンジニアが圧倒的に不足していたことからエンジニアの需要がとても高まり、エンジニア育成、新興企業の立ち上げ、雇用の促進を促すための政策として国家的な重要性を有した研究機関、国立IIT大学が設立されました。

インドで大学を受験する18歳の人口は約3000万人さらにIIT上位校入学生は7000人だけ、世界で一番難しいテストとも言われています。

有名なIITの卒業生
日本では、ソフトバンク・グループの孫正義会長兼社長の後継者とされたニケシュ・アローラ氏がIIT大学の卒業生です。

世界的には、　
Googleのスンダル・ピチャイ最高経営責任者（ＣＥＯ）や、
ゴールドマン・サックスのラジャト・グプタ元取締役らが活躍し、
サン・マイクロシステムズ共同創業者のヴィノド・コスラ氏はIITデリー校（IITD)の卒業生で、世界長者番付にも登場する大金持ちです。

インド国内でもEC大手フリップカートを創業したビニー・バンソール氏とサチン・バンソール氏もIITD出身、多くの卒業生が国内外で台頭されてます。

23校のIIT大学
IIT大学は複数（23キャンパス）の大学の総称です。
各校はそれぞれ独自の組織を有していますが、校務は相互に連携しています。   共通の入学試験JEE-Mainを実施し、入学手続も共通化、入学試験の成績が優秀だった者から、23校のどのIITに入学するか優先的に選択権が与えられます。
トップ5校は「Old IIT」入学者数7000人、それ以外の18校は「New IIT」入学者数9000人です。

５校のOld IIT

1. マドラス校（チェンナイ）南インドの大都市

2. ボンベイ校（ムンバイ）
インド国が最も国費を費やしている教育機関で、設立から現在までなんと５８４以上のビルを拡張。莫大な研究費は科学省、宇宙省などの国家機関からの援助があり、インドの未来を支えるプロジェクトに参画できます。

3. カラグプル校　最初のIIT大学

4. デリー校　IITD 首都ニューデリーにある人気キャンパス

5. カンプール校

Old IIT内での優劣はなく、一般的には実家に近い学校を選びます。

余談ですが、IIT大学ランキング10位のハイデラバード校は、日本の外務省と国際協力機構から技術・財政支援を受けたこともあり日本と深い交流があります。

IIT大学のランキングを発表しましたが、どのキャンパスにいても世界レベルで超優秀です。IITだけでなく、インドでの競争は激しく、優秀なエンジニアが大量輩出される背景が垣間見えたのではないでしょうか。

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